ゴー宣DOJO

BLOGブログ
大須賀淳
2023.10.25 22:32その他ニュース

【連載】AI禅問答:第5回「岩谷時子 vs ChatGPT」

先日の「歌謡曲を通して日本を語る#2」で演奏した楽曲の中でも、色々な意味で反響の多かった「花とみつばち

 

本番中(←やだァ、何かイケナイ意味に聞こえる…)にも触れましたが、この青く初々しい性体験のシチュエーションを作詞したのが、当時61歳の岩谷時子さんというのが、驚きと同時に、何か妙な希望のようなものまでわいてくるような(笑)逸話でした。

 

このエロい歌詞…実際そうなんだけど、「エモい歌詞」にしておこう。ChatGPTくんはどこまで対抗できるかな?

 

まず、出したお題がこちら。

 

そして最初にあげてきたのがこれ。

 

ほうほう。まさに「ただ今、性欲フィーバー中」(言い方!)な情景の岩谷バージョンに対し、GPT版は「終わりの予感」もしくは追憶の切なさを軸にした感じですな。

凡庸ではあるけれど「瞬間」を(とき)と読ませるベタ表現、ぶちこんでくるねー。なかなか作詞というものをわかっているようですな。

とはいえ、これではちょっとインパクト不足。あの方のプロデュースだったらボツ確実なので、ハッパかけてみました。

 

あ、断られちゃった。しょうがない、オブラートに包んで進ぜよう。

 

その結果が…

 

うーん、きっと中学生が見たら「種まく」とか「ひとつになる」のあたりで十分にフィーバーなのだろうけど、やっぱりキリスト教圏で生まれたAIという感じがいなめないですな。

歌謡曲の歌詞を全部インプットして、日本伝統の色恋の機微をわきまえたおおらかなAIの登場を、ぜひ望みたい所です。
大須賀淳

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ